栄養士の愚痴日記〜辞めどきかな〜

こんにちは!

老人ホームで管理栄養士をしているkakatoです。

 

私をうつ病に招いた上司が辞めてしばらく経ちました。

このブログにそのことは書いてあるので見てね。

taki1102.hatenablog.jp

 

新しい上司は、前の上司のように、部下を好きや嫌いで分けることはなく、みなに声をかける人なので助かります。(それでも、現場にいた人だから、合う、合わないは見てるとあるみたいですが)

 

それでも辞めようと思うのは、やはり、栄養士という仕事が、過酷で孤独で無理解で、さらにどの業種からも下に見られていることが原因かと思います。

さらに、上司の考え方についていけない自分がいるからです。

 

ひとりしかいない栄養士を大切にして!とまでは思わないけど、事務員や相談員とはまるで違う仕事をして、さらに本当に誰も助けることのできないことをしているのに、、、

 

少しもわかってもらえないという孤独が、どんどん心折っていきます。

 

業務量はどんどん増え、少しなにかあれば、残業しないと終わらなくなっています。

事務員や相談員が1週間休んでもその後定時で帰れる姿を見ていると、仕事量の違いに愕然とします。

 

でも、そんな事務員と相談員の仕事を栄養士もできるため、さらに業務量が増えていきます。

 

5年目、くらいまでは毎日2時間残業は当たり前で、少し行事が立て込んだり、調理現場に入ることが多くなると、毎日4時間残業がしばらく続いたりしていました。

16年目の今でこそ、事務作業が早くなり、なんとか定時で終わせますが、なにかあれば必ず残業です。

 

せめて、相談員や事務員の仕事は、その人たちでなんとかしてほしい、と思います。曖昧な業務を栄養士にさせないでほしい。

 

ここまでは昔から思っていたことです。

こんな状態で仕事をしているので、福祉への期待や理想なんてものは、ほぼ無くなっていました。

 

そこで今の上司に変わり、上司の理想や考え方に全くついていけなくなったのです。

 

新しい上司は、福祉畑でずっと生きてきた人で、

自分の生活のすべてを捧げてきた人です。

 

入職したときは、嫌味を言われたことがたくさんありました。前の栄養士の引き継ぎなしで私は入職したので、全くわからないことだらけだったのですが、それでも1か月目から、「前の栄養士はもっとやってくれたのに」と何度も言われ続けました。

 

その愚痴を誰にも言えない状態で働いておりました。

 

そんなちょっとパワハラ気味な熱い上司で、今は落ち着いていますが、熱さは未だあるようです。

 

福祉への理想、施設としてのあり方、などを夢心地で話され、職員はこうしなくてはいけない、こうあるべき、と言われるたびに

さーーーーーーーっとひいて冷めていく私がいます。

 

それは、余裕のある人でやってくれ、と正直思います。

施設の中でパワハラモラハラをたくさん受けてきた私としては、福祉の心ない人たちにいくら福祉を語ったって無駄だよね、と思ってしまいます。

 

今の私は、この場所では、息をひそめて、うるさい人は無視して壁作って、仕事はしっかりして、残業せずに帰りたいってことしか頭にないです。

ここから定年まで静かに頑張らないでいられたらいいんですよ。

 

友達の栄養士もみんなそんな感じの人が多いです。

 

なぜ栄養士はそうなっていくのか、やっぱりさっき上げた過酷で孤独で無理解だから、だと思います。

 

働いて1週間なのに、ベテランと同じように指示を出して、ベテランと同じように会議やカンファレンスに出て、ベテランと同じものを求められる栄養士は、他の職種より、何倍も過酷です。

 

他の職種は10年や15年、守られながら経験してからやっと同じ立場に立つんです。

 

経験値が違うのに、同じように、または下に見られる栄養士に、理想を語る気力なんて残ってません。

 

上司は毎日のように、「楽しく仕事しましょう」と言ってくるのですが、、、

は??と思ってます。

それを言われるたびに、もう無理、もう疲れた、と思ってしまいます。

 

楽しく仕事できてるストレスの少ない栄養士がこの世の中にいるなら、教えてほしいし、どうしたらそうなるのか、お手本にしたいくらいです。

 

そんな仕事を選んだお前が悪いんだ?

そうですよ、なんの考えもなく資格とって、さらに色んなことがあって、辞めないできた私が悪いんです。選んだのは自分なわけですし。

 

だから、もう40歳なって、やりきった感があるので、他の仕事へ漕ぎ出そうと思うんです。

 

実際、思い残すことはないし、日々つまらないことしか仕事ではないですし、一緒に働きたい!と思うような人もいません。

幻滅しつくした、という感じです。

 

転職活動、何度かしてきましたが、希望のところは受からず、自分の頭の悪さ加減にほとほと泣きたくなっていました。

もう少し、幅広く興味のあるものを探してみようと思います。

 

これからの残りの人生、少しでも気持ちのよい場所にいたいです。

 

と、いいつつ、栄養士の愚痴日記はいつまでも書こうと思ってます。

 

輝かしい栄養士だけじゃなくて、どろっどろに考えてる栄養士もここにいるよーってことでw